2011年度 シンポジウム総括  三つのシンポジウムから何が見えたか      2012.3.6

              文字が不鮮明ですが上記は三つのシンポジウムポスターの縮小版で、すでにお知らせしたものです。。
 
 総括所感
   

 2011年度JBIAは各地IMのご協力を得て下記のシンポジウムを行いました。これらのシンポジウムは産業
 創造の最前線で日夜奮闘するIM等の活動報告であり、ともすると演繹的な理想論に終始する産業政策に
 対し、地に足の着いた体験から発せられる内容は産業創造を帰納的に進める上で貴重な財産と言えます。


   ・関東 テーマ「変革時代のBI」
   ・関西 テーマ「グローバル化に対応するIMとは」
   ・東北 テーマ「時代に、地域に、環境に応えるBI/IM

 *テーマが意味するもの
   それぞれ熟慮の上で設定されたテーマの背景には、我々は今大きな変化の時代の中にあることは疑う余地は
   ない。その変化の中で産業を育成するとき、考慮しなくてはならない鍵が外国であり地域でありわが国の生活環
  境と言える。
 
 *変化への対応報告
  
事業:工業で発展を遂げたわが国は、BIの目標においても研究開発型で急成長し、雇用吸収力の大きい企業創
       出をモデルとするコンセプトを優先させてきた。しかしこれとは全く異なり、アートによる地域再生の試みが実
       績を示し、新たなモデルをなる情報を提供してくれた。

   市場:今まで、商品の市場を海外に求めるのは大手、中堅企業であり、これらのサブコントラクターとしての中小
      企業には余り必要のないことであった。この構図が変化し中小企業も海外に市場を求めなくてはならない
      環境となり、BI/IMにもグローバルな対応能力が必要になった。
  
   震災:東日本大震災が与えた影響は、原発事故を伴い放射能やエネルギーコストの問題にも波及し、以前と同
       じ形では復興出来ない問題を内在しこの先も当分尾を引くこととなる。この問題とBIを切り離すわけには行
       かず、息の長い新たな対応が迫られる。

 
*新たなIM手法
  
かつてはBI施設を訪れる起業家の相談員がIMであり、知識と経験で事足りると思われた。しかし起業率の低い
   わが国の事情はそれのみでは許さず、また日本特有の諸事情から、既存事業者を含め地域の産業創造者とな
   ることが求められ最近のIM養成研修でもそこを目指している。

   しかし、BI事業に従事するIMのゴールは、起業家を多数輩出することにより生活圏を豊にすることであり、結果
   としては産業創造者ではあるが、そのプロセスとしてIM自らも地域内事業或いは自社事業の経営を実践しなが
   らその中で個々の起業家を成長させていくと言う事例報告は、IMにも起業マインドと行動が必要という、IM育成
   のより効果的な手法としてヒントを提供してくれた。そしてIMがこの域まで到達できれば、社会にとって必要不可
   欠な人材となるであろことも鮮明になってきた。
  



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